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このページは、宮野秀樹さん自身が原稿をお書きになったページです。
宮野さん自身の詳細なプロフィールは
をご覧ください。
宮野 秀樹(ミヤノ ヒデキ) さん
プロフィール
1971年生まれ、兵庫県加東市在住
1992年受傷、交通事故、頸髄損傷( C4 )
●宮野さんはこれまでも環境制御装置や電動車イス等を利用しており、福祉機器に関する造詣は非常に深い方です。学会等でもご活躍中。
今回は、兵庫県の2006年度COEプログラムという助成事業における環境制御装置の改良開発成果確認の為の実証実験のモニタとしてご利用いただいています。
●利用概要
利用場所:寝室
操作対象:電話、ベッド、照明、エアコン、テレビ、ステレオ
【生活の変化】
○チャンネル操作が確実におこなえる。
モニターを見ながら(視覚による確認)選択すると、操作指令がスピーカーから聞こえる(聴覚による確認)ので操作の確実性がアップ。
○チャンネルがカテゴリ毎に分けられているので、目的のチャンネルに移動しやすい。(カテゴリを理解・記憶すれば、モニターを見なくても操作できる)
○介助者に細かい動作を頼む回数が減った。(介助を待つことが減る)
○食事介助時のベッド調整
説明を必要としていた細かいポジショニングが、説明を必要とせずに自分のちょうど良い体勢に調整できる。
○体位変換の減少
長時間ベッド上で過ごす際に体位変換が必要となるが、ベッドの背上げ・足上げが自分でできることにより、介助に費やす時間を他の用事に回せるようになる。
○照明点灯の自立
点けたいときに点け、消したいときに消すという“当たり前”のことができるようになる。
○即効性を求めるときのエアコン操作
体温調節が困難なため、室温には即効性が求められる。すぐに暖めたい場合や、暖まったらすぐに消したい場合に、早急に対応できる。
【効果】
○ベッドや照明が自分で操作できるようになったことで生活環境が大きく変わった。
○ベッド周辺がいろいろと使えるようになったのでベッド上で過ごす時間が増えた。
○簡単な介助を頼まなくてもよくなったことで、精神的な負担が軽減された。
○一人でできることが多くなった分、長時間一人で過ごせるようになり、介助者が買い物や頼んだ所用で出かけても不安がなくなった。
○介助者に生活介助と身体介護の両方を介助してもらうには長時間を要するが、細かい動作の自立で時間をうまく使えるようになった。
○ベッド上での時間の使い方が自分のペースでおこなえるようになったので、パソコン作業・テレビ鑑賞・電話対応・ベッド操作による休憩が自由に行えようになった。
○室温調整等でプライベートな時間を有意義に使えるようになった。
○重度障害者には介助が必要である。しかし、介助者にいかに多くの介助を頼んでいるかに気づくことにより、より良い介助生活を送るための見直しができた。
【感想】
重度障害者が自立生活を送る上で介助は絶対的に必要ですが、一日24時間という限られた時間の中で、時間がかかっても自分でできることは自分でやるということを選択するのか、時間がかかることは人のサポートを受け、それによってできた時間を活動や仕事に充てるのかを自分で考えて選ぶのが“自立”であると私は考えています。
環境制御装置を使用することは、便利な生活を送る選択肢の一つとして非常に有用なことであると感じています。「寝ながらメールを打ち、疲れたらベッドの角度を変える。電話も自由にでき、照明も自分のペースで点けたり消したりできる。休憩のときにはテレビをつけ、音楽を聴きながらパソコンの作業を行う。」“当たり前”のことがスムーズにおこなえることは、重度障害者の生活に余裕を生み出します。
その余裕こそが次の段階に目を向けることにつながるのではないでしょうか。
環境制御装置「みてら」の製造元
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